★8月23日(水)【第14日:決勝】
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<決勝戦:花咲徳栄(埼玉)14-4広陵(広島)>
花咲徳栄が悲願の初優勝!強力打線爆発で埼玉県勢として夏初制覇!
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↑9回裏広陵2死満塁、佐藤を右飛に打ち取りガッツポーズを見せる清水

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↑優勝を決め歓喜の輪を作る花咲徳栄ナインの向こうで天を仰ぐ中村
花咲徳栄(埼玉)が広陵(広島)を14―4で下し、埼玉県勢初の夏優勝を勝ち取った。
計16安打14得点と猛打で圧倒してつかんだ初優勝。岩井隆監督は「本当につらい道をひとつひとつ、一歩一歩よく駆け上がってくれたと思いました」と感無量。試合前は「日本一ということは富士山と同じ。一歩一歩上っていこう」と士気を高めたといい、「選手が私を信じて、日々つらい練習を成し遂げてくれた結果が、また甲子園が打たせてくれたヒットもたくさんあった。感謝の気持ちでいっぱいです」とかみ締めるように語った。
先発の綱脇、5回からはエース・清水の両投手が計13安打を打たれながらも最少失点で抑え「やっと2人がそろったので半分ずつということで、今日はよく投げてくれた」と目を細めた。
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↑初優勝し、インタビューに答える花咲徳栄の岩井隆監督
埼玉県勢の夏の決勝進出は93年春日部共栄以来24年ぶり3度目。“三度目”の正直に「いつも県民の皆様にはご声援やご支援をいただいている。悲願の優勝、なんとか成し遂げました」と喜びを爆発させた。
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↑決勝で6打数3安打4打点の活躍を見せた3番・西川愛也
花咲徳栄の千丸剛主将(3年)、五回途中から登板した清水達也投手(3年)の優勝インタビューは以下の通り。
■これまで先輩たちが成し遂げられなかった、悲願の初優勝。
千丸「本当に、先輩たちが悔しい思いをしているのを見てきて、自分たちこそはと我慢しながら頑張ってきた。その結果が出てうれしいです」
■すばらしい打撃だった。
千丸「後ろに西川、野村がいるのでつなぐ気持ちで打った結果」
■今大会で一番早いボールを投げた。どんな大会だったか。
清水「一生、記憶に残る大会になった」
■広陵・中村君との勝負は。
「最後(広陵・中村に)一番自信を持っているまっすぐで勝負したが、打たれた。その真っすぐを簡単に打たれてしまって。こんなすごい打者がいるんだと思った」
■今の気持ちを一言。
千丸「やったぞー!」
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↑敗れた広陵・中井監督(左)と中村
広陵・中井哲之監督(55)は「残念だったですね」とポツリ。大会での活躍が光った中村については、「きょうも含めてよく打った。ただウチは個人で野球をやっていません。サポートした3年生のおかげで中村も打てた」と語った。チームの2失策には「もっと記録に残らないエラーが出てしまった」と悔やんだ。
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↑9回広陵1死一塁、左線二塁打を放ち大会最多安打に並んだ中村
大会新記録の6本塁打を放っていた中村奨成捕手(3年)は5打数3安打。今大会通算19安打で大会タイ記録とした。また、二塁打も通算6本とし、1大会最多二塁打記録に並んだが、この日は本塁打が出なかった。
【中村選手の一問一答】
■試合が終わっての感想は。
「悔しいですけど、最高の仲間と一緒にここまで来られて幸せです。一生の宝物になりました」
■9回の二塁打については。
「何とかつなごうと思っていた。1年生から使ってもらっていたので、中井先生に優勝で恩返ししようと思っていたが、ここまで来られて恩返しできたかなと」
■今後については。
「この悔しさを糧に、プロの舞台に立って、悔しさを晴らしたい」
■数々の打撃記録を残したことは。
「優勝して、記憶にも記録にも残りたかった。満足していない」
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