★8月20日(日)【第12日:準々決勝】
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<第1試合:東海大菅生(西東京)9-1三本松(香川)


<第2試合:天理(奈良)13-9明豊(大分)

<第3試合:広陵(広島)10-4仙台育英(宮城)>

<第4試合:花咲徳栄(埼玉)10-1盛岡大付(岩手)>

<第3試合:広陵(広島)10-4仙台育英(宮城)>
広陵が粘る仙台育英下し10年ぶり4強!中村の4試合連発はならず・・・
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↑1回表広陵1死一塁、中村奨成は中越え二塁打を放つ
広陵は序盤、中村の2安打が起点となる6点で主導権を握ると4試合連続の2桁安打の15安打10得点。準優勝の07年以来10年ぶりに4強に進出した。
広陵は1回戦から連続の2桁安打で8強入り。仙台育英は3戦計4失点、1失策で勝ち上がってきた。打撃好調な広陵が1回、先制した。3番中村の左中間二塁打などで作った好機。4番加川の犠飛、6番大橋の中前適時打などで3点を奪った。広陵は3回、先頭中村が左前打で出塁すると二盗。2死二塁から大橋、7番松岡の連続二塁打、さらに8番丸山も右前打で続き3点を加えた。
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↑3回表広陵2死二塁、長谷川(左)にボールを渡し、マウンドを降りる佐川
6点を追う仙台育英は3回、先頭の1番西巻が左二塁打。1死三塁とし3番山田の犠飛で1点。6回は2死無走者から4番長谷川、5番杉山、6番尾崎の3連打で1点。中盤の反撃で2-6とした。広陵は7回1死一、三塁から松岡の遊撃手強襲の内野安打で7点目。9回にも3点を奪いダメを押した。東北勢、悲願の初優勝を目指す仙台育英は9回に2点を返したが、準々決勝で姿を消した。
4試合連続本塁打の大会新記録が期待された広陵の中村はこの日、5打数2安打も本塁打は出なかった
<第1試合:東海大菅生(西東京)9-1三本松(香川)>
東海大菅生3発12安打9得点で三本松撃破!初のベスト4へ!
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↑1回1死一塁、先制2ランを放つ東海大菅生・小玉
東海大菅生が3本塁打12安打の猛攻で春夏通じて初の4強入りを決めた。甲子園での3試合でいずれも2ケタ安打で合計42安打と、東東京大会決勝で清宮を擁する早実を打ち負かした猛打が止まらない。
初回、1死から松井惇(3年)が中前打で出塁すると、すかさず小玉佳吾(3年)が中越え2ラン。この回3点を挙げると、3回に佐藤弘教(3年)、6回にも松井の一発が飛び出し得点を追加した。先発の松本健吾(3年)は8回を8安打ながら1失点に抑えた。
ここ2試合で25安打を誇った三本松打線だったが、「松本くんが低めにしっかりコントロールしていて、打てなかった」と日下広太監督が振り返るように攻略できなかった。
それでも8回には黒田一成(3年)、大久保祥吾(2年)の連打で1点を挙げ意地を見せた。エースの佐藤圭悟(3年)は2試合完投で勝ち上がってきたが、5回からは安芸良(3年)に譲った。最終回には再びマウンドに登ったが、日下監督は「最後は佐藤で行くと決めていた」と語った。
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↑1回裏東海大菅生1死一塁、小玉(左奥)に先制の2点本塁打を打たれた三本松先発の佐藤
「出来過ぎかという思い。(三本松の)佐藤くんがコントロール良くキレがよいので、反対方向の打撃を意識するよう(指示した)。3本(本塁打)出るとは」と、想定していなかった大量得点に驚いた東海大菅生の若林弘泰監督。初の4強に、「明日きっちり休養し、次の一戦に備えたい」と語った。先制本塁打の小玉は「記録にないエラーもあったので、引き締めていきたい」と次を見据えた。
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<第2試合:天理(奈良)13-9明豊(大分)
天理猛攻で史上初代打満塁本塁打の粘る明豊下す!全員安打13点で27年ぶり4強!
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↑1回表天理2死一、二塁、安原が中越え3点本塁打を放つ
第2試合は天理(奈良)と明豊(大分)の対戦。序盤と中盤に集中打で大量点を奪った天理が明豊を降し、優勝した72回大会以来27年ぶりの準決勝に進んだ。
天理が3本塁打を含む先発全員の毎回20安打で打ち勝った。一回に安原、山口の連続本塁打などで6点を挙げて主導権を握り、六回にも山口の3ランなどで5点を追加した。明豊は10点差の九回に三好の代打満塁本塁打など6安打で6点を返したものの届かず。先発の橋詰が打ち込まれ、二回から救援した溝上も持ちこたえられなかった。
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↑9回無死満塁、左中間に満塁本塁打を放つ明豊の代打・三好
明豊の三好泰成内野手(3年)が、10点を追う9回無死満塁から、甲子園大会史上初となる代打満塁本塁打を放った。天理の2番手で、第54代横綱・輪島大士氏(69)の長男・大地(3年)のスライダーをとらえ、左中間へ運んだ。”代打専門”としてチームを支えてきた三好は「今までにない感触でした。高校野球人生で一番、気持ち良かった」と振り返った。
■天理・中村良二監督 碓井涼は中盤から低めに投げて試合を落ち着かせてくれた。九回は(自身も体験した)新湊旋風を思い出した。良い勉強になった。
■明豊・川崎絢平監督 相手の力が明らかに上だったが、九回の攻撃は勝ちに匹敵する粘りだった。三回までにもう1、2点取っておきたかった。

<第4試合:花咲徳栄(埼玉)10-1盛岡大付(岩手)>
花咲徳栄が着々加点し4強!盛岡大付打線はつながり欠く・・・
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↑2回表花咲徳栄無死、野村は左越えに本塁打を放つ
花咲徳栄(埼玉)は、5回までに4番・野村佑希内野手(3年)の本塁打など7安打を集中させて7点を奪うなど打線がつながり、盛岡大付(岩手)に大勝。チーム史上初の準決勝進出を決めた。
花咲徳栄が序盤から小刻みに点を重ねた。二回、4番・野村の左越え本塁打で先制。二、三、四回と3イニング連続で1点ずつ奪いリードを広げた。さらに5回には二死満塁から、5番・須永が押し出し死球。続く6番・高井が2点二塁打、7番・小川が中前適時打を放ち、一挙4得点。九回にも3点を加えて試合を決めた。
先発・綱脇はリズムに乗った。3試合連続で2桁安打を放っていた盛岡大付打線を翻ろうした。8回120球を投げ6安打8三振1失点。九回は2番手・清水が、無失点で締めた。
盛岡大付は先発・三浦瑞が8回9安打7失点。6回以降は得点を与えなかっただけに、序盤の失点が痛かった。