★8月19日(土)【第11日】
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<第1試合:盛岡大付(岩手)12-7済美(愛媛)延長10回


<第2試合:花咲徳栄(埼玉)10-4前橋育英(群馬)

<第3試合:広陵(広島)6-4聖光学院(福島)>

<第4試合:仙台育英(宮城)2×-1大阪桐蔭(大阪)>

<第4試合:仙台育英(宮城)2×-1大阪桐蔭(大阪)>
仙台育英が奇跡の逆転サヨナラ!大阪桐蔭は春夏連覇ならず・・・
2017081907
↑9回裏仙台育英2死満塁、馬目は中越えにサヨナラ二塁打を放ちガッツポーズ
仙台育英(宮城)が9回2死から逆転サヨナラ勝ちした。史上初となる2度目の春夏連覇を目指した大阪桐蔭(大阪)は8強入り目前の最後のアウトを取りこぼし、悪夢の敗戦となった。
0-1の9回、仙台育英は2死から杉山拓海外野手(3年)が中前打で出て二盗に成功し、渡部夏史捕手(3年)が死球で出塁。続く若山壮樹内野手(3年)の遊ゴロを大阪桐蔭の泉口友汰内野手(3年)が一塁へ送球し、タイミングはアウトだったが、一塁・中川卓也内野手の足がベースを離れ「セーフ」の判定となった。思わぬ形で2死満塁と逆転サヨナラ機が訪れた仙台育英は、途中出場の馬目郁也内野手(3年)が中越えに適時二塁打を放ち、2走者が生還した。
試合は大阪桐蔭・柿木蓮投手(2年)、仙台育英・長谷川拓帆投手(3年)の好投で七回まで両校がゼロ行進。大阪桐蔭は八回1死から2番・山本武蔵外野手(3年)が左線二塁打で出て、3番・中川が三塁の頭上を越す適時打を放ち1点を先制した。
2017081909
↑サヨナラ負けし甲子園を去る大阪桐蔭・西谷監督(右)と選手たち
大阪桐蔭の西谷浩一監督は、「夏の日本一だけを目指してきたが、子供たちの頑張りを勝利に導いてやれず、監督として申し訳ない気持ちです」と語った。1-0での勝利目前に思わぬ失策から悪夢の逆転サヨナラ負けを喫したが、「全員で戦ってきて、だれがどうこうではなく皆で戦ってきた。これを持ち帰り1、2年生は今後へつなげてほしい」などと話した。
2017081908
↑勝利して笑顔を見せる仙台育英・佐々木監督
試合後の仙台育英・佐々木順一朗監督(57)との一問一答は以下の通り。
■劇的な勝利
「夢みたい。うれしいを通り越している」
■馬目には
「必ずおまえに回ってくるから。『ドラマはおれたちで作るんだとずっといってきただろ、最高のシチュエーションじゃないか』と円陣で話した」
■選手たちはあきらめてなかった
「9割ぐらいはあきらめていたんじゃないか。10割はあきらめていないということ。まだ何かあると。馬目がヒーローになってくれたことがうれしくて仕方がない」
■なかなか点を取れず
「ロースコアを期待していた。何となると思っていた。理想的な展開だった」
■勝てた要因は
「九回、守備から帰ってきたとき、これ以上ないぐらいの笑顔だった。頼もしかった」
■広陵戦は
「すみません。いまは何も考えられない」

<第3試合:広陵(広島)6-4聖光学院(福島)>
広陵・中村が清原に迫る4発目決勝本塁打!聖光バッテリーも驚愕!
2017081901
↑9回広陵無死一塁、左越えへ勝ち越し2ランを放った広陵・中村はガッツポーズを決める
6回の同点適時打に続き、9回に3試合連続、今大会4本目の本塁打で試合を決めた。決勝2ランに、広陵の中村は「最高に気持ちよかったです」。笑顔で声を弾ませた。
2点を追う6回は2死満塁で打席へ。「追い込まれていたのでセンター返しを意識した」と変化球を合わせて、中前へ同点適時打した。
1大会4本塁打以上は、6人目。あと1本打てば、第67回大会(1985年)の清原和博(大阪・PL学園)が記録した大会最多5本塁打に並ぶ。「打てたのは本当に中井先生(監督)のおかげ。感謝しています。記録を残したい気持ちもあるんですけど、チームが勝てるように打ちたい」
聖光学院(福島)が、決勝2ランを放った今秋ドラフト1位候補の広陵(広島)の中村奨成捕手(3年)の能力に驚がくした。「高めの釣り球を振ってくれれば儲けもんと思ったけど、まさかあの球をホームランにするとは。考えられない。(エース・斎藤が)あの球をあそこまで持っていかれたことはない。打席での圧力がすごい」。マスク越しから強烈なスイングを目の当たりにし、驚きを隠さなかった。
2017081902
↑広陵に敗れ、甲子園を去る聖光学院の選手たち
本塁打を許した斎藤郁也投手(3年)も「(本塁打を打たれた球は)失投じゃなかった。今まで戦ってきた打者の中で1番だった」と話せば、斎藤智也監督(54)「インハイが少し真ん中に入ってやられた。力負けです」と完敗を認めた。
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<第2試合:花咲徳栄(埼玉)10-4前橋育英(群馬)>
隣県対決は花咲徳栄が前橋育英を撃破!13安打10得点で2年ぶりベスト8!
2017081903
↑力投する花咲徳栄2番手の清水は150キロを計測した
花咲徳栄(埼玉)が2年ぶりの8強入りを決めた。1回に2、3、4番の3連続長打などで4点を先制。13安打で10点を奪い前橋育英(群馬)に快勝した。岩井隆監督(47)は「相手の方が1枚も2枚も上だと思っていたので、走攻守すべてで攻める姿勢で行った。立ち上がり良い状態でいけた。打線がつながったし成長している」と話した。
この日も1回に適時二塁打を放つなど3安打。初戦から3試合連続の「猛打賞」をマークした4番野村佑希内野手(2年)は「1回の先制点が大きかった。3本の中でも特に1本目が良かった」と話した。3試合で14打数9安打3打点と絶好調だ。
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↑前橋育英・丸山は大会タイ記録の通算8盗塁も悔し涙・・・
前橋育英の1番打者・丸山和郁(3年)が大会記録に並ぶ通算8盗塁をマークした。1回に三盗、5回には二盗を成功させ達成した。これまで2人が記録しているが、いずれも4試合。3試合で達成したのは丸山が初めてだった。
「盗塁といっても勝たないと意味がありません。きょうは(先発して)どんな球も打たれた。投手をやって初めて怖いと思いました」3イニングを投げて5失点。左足首を痛めていた影響もあって本来の投球ができず試合後は悔し涙を流していた。
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<第1試合:盛岡大付(岩手)12-7済美(愛媛)延長10回>
満塁弾応酬の激戦!盛岡大付が延長10回5得点で8強!
2017081905
↑10回盛岡大付無死二・三塁、盛岡大付・植田が中越えにダメ押しの3ランを放つ
猛打を誇る両チームから満塁弾が飛び出したゲームは、延長10回に盛岡大付(岩手)が5点を奪い、済美(愛媛)を破って8強進出を決めた。
盛岡大付は1-2の五回、1点を返しなおも2死満塁のチャンスで6番・小林由伸内野手(3年)が左中間に逆転の満塁アーチをたたき込み、6-2とした。しかし済美はその裏、安打と四球、敵失で1死満塁とすると、5番・吉岡秀太朗外野手(3年)がバックスクリーンに同点の満塁弾を放った。
2017081906
↑5回裏済美1死、同点の満塁本塁打を放つ吉岡
試合は6-7で迎えた九回に盛岡大付が同点に追いつき、10回に林の適時打、植田の3ランなどで5得点し、8強進出を決めた。
土壇場でチームを救った植田は、「チームが打たせてくれた2本の本塁打。たまたま。つなぐ意識で打ったことが本塁打につながった」と謙遜していた。