★8月18日(金)【第10日】
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<第1試合:天理(奈良)2-1神戸国際大付(兵庫)延長11回


<第2試合:三本松(香川)5-2二松学舎大付(東東京)

<第3試合:明豊(大分)9×-8神村学園(鹿児島)延長12回

<第4試合:東海大菅生(西東京)9-1青森山田(青森)>

<第3試合:明豊(大分)9×-8神村学園(鹿児島)延長12回>
明豊が土壇場から4点奪って逆転サヨナラ勝ち!神村学園との延長12回の激闘制す!
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↑12回神村学園・金城(左)が明豊・浜田に四球を与えサヨナラの押し出し
明豊(大分)は、延長12回に浜田太貴外野手が押し出し四球を選び、サヨナラ勝ち。3点をリードされた12回は二死走者なしと追い込まれたが、土壇場から3点差をひっくり返し、神村学園(鹿児島)に逆転勝ちした。九州勢対決の死闘を制して、2009年以来となる準々決勝進出を決めた。
勝利目前の9回2死から3点を失い、延長戦に持ち込まれた明豊。逆に延長12回には3点を奪われ万事休すかという雰囲気に包まれたが、驚異の粘りだ。その裏は2死走者なしから6番・本多、7番・吉村の連打と代打・三好の四球で満塁に。9番・菅の場面で神村学園・金城が暴投。三走が生還して1点。さらに菅が左前へ2点打を放ち、同点に追いついた。
勢いに乗る明豊は、1番・三村が投手強襲安打、2番・琉が四球で出塁し、2死満塁に。ここで2試合連続本塁打を放っている3番・浜田が押し出し四球。ナインは歓喜の声を上げた。
神村学園は終盤に4点を奪い延長戦に持ち込み12回には3点を勝ち越し。しかし、3番手で登板した金城が最後に崩れた。
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↑延長12回裏、明豊2死満塁、浜田に押し出し四球を与え肩を落とす神村学園の金城
■明豊・川崎絢平監督「(延長12回2死からのサヨナラ勝ちに)ベンチから見ていて選手たちの成長を頼もしく見ていた。冷静を保ちながらできたのがよかったのかなと。最後は(押し出し)四球でしたが、一番回ってきてほしい打者(浜田)に回ってきてくれた」
■神村学園・小田大介監督「持てる力をすべて出し切った。最後にう守り切れなかったが、ここまで連れてきてくれた選手に感謝の気持ちが一番です」
<第1試合:天理(奈良)2-1神戸国際大付(兵庫)延長11回>
天理が延長戦を制してベスト8進出!先発・碓井涼11回1失点完投!
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↑延長11回二死、神戸国際大付・大丸を二ゴロに仕留めガッツポーズする天理・碓井涼
天理(奈良)は、延長11回に8番・山口乃義内野手(3年)が決勝打を放ち、神戸国際大付(兵庫)との接戦を制した。先発・碓井涼太投手が1失点で完投し、勝利に貢献。近畿勢対決を制して2012年以来のベスト8進出を決めた。
息詰まる投手戦となった。2回に両校ともに1点ずつ取った後はゼロ行進。天理は先発・碓井涼、神戸国際大付は先発・岡村と6回から登板した花村が好投し、最後は延長戦の末に天理が白星をつかんだ。
天理は延長11回一死一、三塁で山口が右翼手の前にポトリと落ちる勝ち越し打を放った。山口は7回一死二、三塁で三ゴロ、九回二死一、二塁で空振り三振と好機で2度凡退していたが、最後は試合を決めた。先発・碓井涼は十一回を一人で投げぬいた。終盤は再三ピンチを迎えたが、要所を締めた。
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↑好投した神戸国際大付の花村

神戸国際大付は終盤の8、9回の得点機を逸したのが痛かった。先発・岡野と2番手・花村が好投したが惜敗。注目の捕手・猪田は5打数無安打に終わった。六回から救援の花村は、先発の岡野には「いつでもいけるぞ」といっていた。岡野の好投を無駄にしないためも、七、九回のピンチで踏ん張って切り抜けた。「思い切っていけ」「気持ちだぞ」。岡野もイニングごとに声をかけてくれた。この日は登板のなかった黒田も含め、3人で力を合わせて勝ち上がってきた。岡野は「まだまだ3人で甲子園で試合をしたかった」といって目を伏せた。

<第2試合:三本松(香川)5-2二松学舎大付(東東京)>

三本松が初の準々決勝進出!佐藤が二松学舎大付相手87球の省エネ投球で完投!
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↑二松学舎大付打線相手に9回2失点の投球を見せた三本松・佐藤
三本松は、エース・佐藤圭悟投手(3年)が強打を誇る二松学舎大付(東東京)を相手に2失点で完投勝利。球数87の省エネピッチングで、チームは初の準々決勝進出を決めた。
1回から毎回のように安打を放つものの、得点できなかった三本松。五回に1番・大久保の右翼線二塁打と犠打で一死三塁とすると、佐藤のスクイズで待望の先制点を奪った。
6回には一死三塁と好機を作り、8番・下地が右前適時打を放ち追加点。9回にも2安打と四球で一死満塁の好機を作ると6番・川崎、7番・渡辺の連続適時打などで3点を挙げて突き放した。先発の佐藤は、5回まで39球の省エネ投球。打たせて取るピッチングでゴロの山を築き、11安打2三振2失点で完投した。
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↑三本松に敗れ、悔しそうにベンチへ戻る二松学舎大付・市川(左)と田中(元KAT-TUN田中聖の弟・彗)
二松学舎大付は4併殺で好機をことごとくのがした。9回に2点を奪ったが反撃が遅かった。エース・市川は8回1/3で150球を投げ、12安打10三振5失点だった。
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<第4試合:東海大菅生(西東京)9-1青森山田(青森)>
2試合連続2ケタ安打の東海大菅生が初の8強!
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↑4回裏東海大菅生1死、片山が右中間本塁打を放つ
第4試合は東海大菅生(西東京)と青森山田(青森)の対戦。初戦に続き2ケタ安打の東海大菅生が序盤から得点を重ねて青森山田に大勝、ベスト8に進んだ。17年ぶり夏の甲子園出場の東海大菅生は初の8強進出。
東海大菅生は初回、4番・片山の二塁打で先制。三回には3番・小玉の中越え2点本塁打など7長短打で5点を奪うなど追加点を重ねた。東海大菅生は初戦の11安打に続き、この試合も19安打と打線が爆発、9点を奪って快勝した。
青森山田も七回に7番・中沢のソロ本塁打で1点を返したがここまで。東海大菅生の先発・2年生の戸田が打たせて取る投球で好投、青森山田を1失点に抑えて完投した。青森山田の中沢は初戦の2打席連続など今大会3本塁打を放ったが、甲子園から姿を消した。