3月26日(第7日)
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<第1試合:報徳学園4-0前橋育英


<第2試合:福岡大大濠1-1滋賀学園:延長15回引き分け再試合

<第3試合:福井工大福井7-7健大高崎:延長15回引き分け再試合
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<第2試合:福岡大大濠(福岡)1-1滋賀学園(滋賀):延長15回引き分け再試合>
延長15回両者譲らず!センバツでは3年ぶり引き分け再試合!
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↑延長15回の末、1-1で引き分け再試合となった福岡大大濠ー滋賀学園の試合
第2試合は福岡大大濠(福岡)と滋賀学園(滋賀)が対戦。1点を争う緊迫した投手戦は、今大会5回目の延長に突入したが、延長十五回で決着がつかず引き分け再試合となった。引き分け再試合は86回大会での2回戦、広島新庄と桐生第一の対戦以来3年ぶり。
滋賀学園は初回、1番・真藤、2番・小浜の連続安打で1死二、三塁の好機を作り、4番・武井の中前適時打で先制。福岡大大濠は八回に安打と四球で1死一、二塁として4番・東が中前に適時打を放って同点に追いついた。
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↑8回表1死一、二塁で東が同点適時打を放つ
滋賀学園・宮城、福岡大大濠・三浦の両先発は制球が良く、1点を争う投手戦となり、バックも堅守で支えた。初戦に完投した三浦は、この試合も1失点で延長十五回196球を投げ抜いた。滋賀学園は初戦の延長十四回に続く延長戦となったが、引き分けた。
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↑大会屈指の好投手・三浦銀二(福岡大大濠3年)は延長15回196球を1人で投げ抜いた
福岡大大濠の先発・三浦は15回を投げ切り、熱のこもった196球。八木監督は「ほめてやりたい」と最後までマウンドに立ち続けたエースを称えるも、「援護してやれなかった」と1得点しか奪うことしかできなかった結果に唇をかんだ。そして、「あすも三浦が投げる」と明言した。
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↑公式戦初先発となった滋賀学園・宮城は8回1失点の好投
滋賀学園の山口監督も、試合後の第一声は相手エースの三浦について。「内外角をつく投球に翻弄された」とその投球に舌を巻いていた。「よく投げてくれた」というチームの先発・宮城は8回途中まで投げて1失点と好投。しかし、打線が再三の好機を生かすことができず、「動きが堅かった」と指揮官は選手を戦いぶりを分析した。再試合に向けて主将の田井は「しっかりと体を休め、切り替えてやる」とコメントを残している。
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↑滋賀学園・中西二塁手は好守を連発した

<第3試合:福井大福井(福井)7-7健大高崎(群馬):延長15回引き分け再試合>
前代未聞!熱戦計30回、6時間半、春夏通じて初の2戦連続引き分け再試合!
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健大高崎と福井工大福井の一戦は7対7の延長15回引き分けで再試合となった。この日は2試合目の福岡大大濠と滋賀学園も延長15回引き分けで再試合。2試合連続で引き分け再試合という春夏通じて前例がない事態となった。
福井工大福井の左腕・摺石(すりいし)がプレートを外し、体が時計回りに動いた瞬間だった。1点を追う九回2死二、三塁、健大高崎の三塁走者・小野寺がホームへ突っ込む。二塁へのけん制球を受けた福井工大福井の遊撃手・西村がすぐに本塁へ送球したが、余裕のセーフ。起死回生の同点劇が生まれた。
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↑9回裏健大高崎2死二、三塁、代打・安藤の時、重盗で三塁走者・小野寺が生還
西村は二塁走者・安里のリードが大きいのを見て、初球の前から摺石にけん制球を要求していた。小野寺が走ったのを見て「頭が真っ白になった」と試合後は泣きじゃくった。小野寺を助けたのは「助演」の2人だ。一人は安里。作戦を悟られないよう、大きなリードもわざとらしくならないように演じた。もう一人は三塁ランナーコーチの永渕。安里に「一本で(本塁へ)来られる位置にいろ」と大声を掛けて相手の注意を二塁に向ける一方、小野寺に「行ける」と小声で背中を押した。小野寺は「(永渕のささやきで)確信が持てた」。「主演」はチームトップクラスの50メートル5秒9の足を生かしてこの試合、相手の一塁けん制球の隙(すき)に二盗も2度成功させ、いずれも生還した。「(九回は)勇気のある走塁ができた」。チームスローガン「機動破壊」の面目躍如だった。
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↑力投する福井工大福井先発の摺石

福井工大福井の左摺石(すりいし)は7-7で延長に入ったあとは10回2死二塁、11回1死満塁とサヨナラ負けの大ピンチを背負ったが、辛抱強く投げて後続を断った。「先に4点を許してしまって、流れを悪くする原因を作ってしまった。投球内容がよくなかった。コントロールが悪く、死球を出したり、無駄な走者を出してしまった」と力投にもかかわらず、エースは猛省した。
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↑力投する健大高崎先発の伊藤
第2試合は2時間49分の投手戦。延長十五回引き分け再試合は、14年センバツの2回戦・広島新庄-桐生第一以来5度目となった。高野連は第2試合終了時点で、この試合を第8日第4試合に組み込むことを発表していた。
第3試合は雨が降る中で、一進一退の展開が続いた。午後4時29分に照明が点灯され、3時間44分の熱戦となった。午前9時1分に第1試合が始まり、第3試合が終わったのは、約9時間半後の午後18時24分。雨が降っていたこともあって、スタンドには空席が目立っていたが、残ったファンからは大きな拍手がわいた。
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高野連の竹中事務局長は2試合連続引き分けについて「かなり珍しい。過去に地方大会で引き分け再々試合というのは聞いたことがあるけど、(甲子園の)本大会では聞いたことがない。まして1日2試合ですからね。前代未聞ですよ」と驚きの表情だった。
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第3試合終了後、高野連は再び日程の変更を発表。通常なら再試合は翌日に組み込むが、今回は第8日は予定通り3試合を行い、第9日に再試合2試合を組み込んだ。竹中事務局長は「延長十五回を戦った4校を、(すでに3試合が入っている)明日も続けて出すのはどうなのかという判断。こういう結果になったので、1日あけた方がいいということで、元の第8日の予定に戻しました」と説明。これにより準々決勝翌日の休養日がなくなった。再試合を行う4校は決勝まで勝ち上がれば、最長で4連戦を戦うことになる。。

<第1試合:報徳学園(兵庫)4-0前橋育英(群馬)>
報徳学園・西垣が前橋育英を完封で8強!16イニング無失点!
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↑4安打完封で報徳学園を8強に導いたエース西垣雅矢(左)は永田裕治監督(右)と握手
報徳学園はエース・西垣が強打の前橋育英打線を完封し8年ぶりに準々決勝進出を決めた。
報徳学園は初回に1死満塁の好機を作り、6番・池上、7番・長尾の連続適時打などで4点を奪った。投げては西垣が要所を締める投球で完封勝利を決めた。
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↑1回報徳学園2死二・三塁、報徳学園・池上颯が左前に適時打を放つ

報徳学園は1回戦で21安打21得点の猛攻で21世紀枠で出場の多治見に圧勝。21得点は同校最多、21点差は大会史上2位タイで、兵庫県勢としても春夏通算300勝に到達。永田裕治監督が今大会限りでの勇退を表明するなか、02年以来の春制覇へ最高のスタートを切った勢いを2回戦でも見せつけた。
報徳学園に完封で敗れた前橋育英は先発にエース・丸山を温存し公式戦初先発の根岸を起用したが、初回に4点を奪われ敗れた。
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↑1回4失点で降板となった前橋育英の根岸崇裕(中央)は呆然(捕手は戸部)
根岸の起用について荒井直樹監督は「練習試合の調子がよかったので期待を込めていかせました」と明かした。2回から根岸を降板させ代わった丸山が0点に抑えたが、4点はあまりにも遠かった。攻守にわたり「うまくいかなかった」と荒井監督は敗戦を振り返っていた。2回からエース・丸山が登板し報徳学園を抑えたが初回の失点が大きかった。