★3月24日(第5日)
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<第1試合:東海大福岡2×-1神戸国際大付属


<第2試合:早稲田実業5-4明徳義塾:延長10回

<第3試合:静岡12-3不来方

【甲子園から熱戦を生中継 センバツLIVE!】

<第2試合:早稲田実業(東京)5-4明徳義塾(高知):延長10回
早実・清宮1安打も明徳義塾に延長10回逆転勝ち!明徳・馬淵監督は清宮に脱帽「あの振りはさすが」
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↑延長10回粘る明徳を下した早実・清宮はウィニングボールを手にガッツポーズ
早実は2-4の九回、無死一、三塁で内野ゴロの間に走者が生還し1点差とした。さらに2死一、二塁から3番・清宮、4番・野村大樹内野手(2年)が連続四球で押し出しで同点に追いついた。延長十回には2死三塁から野田がこの日4打点目となる中前適時打を放ち、決勝点を奪った。







注目のスラッガー・清宮幸太郎内野手(3年)は4打数1安打1四球。試合後「心臓に悪い試合でした」と苦笑いした。清宮は初回、1死一塁で迎えた第1打席で中前打を放ち、その後第2、第3、第4打席は凡退した。九回、3-4と1点差に迫った場面での第5打席は2死一、二塁の場面。カウント3ボール1ストライクから四球を選んだ。
明徳義塾のバッテリーが勝負してきたことについて清宮は「もちろん勝負してくれると思っていた。もっと打ちたかったけれど」と振り返った。九回の四球は「しっかり引っ張れる球をバットに当てていこうと。でもボール(とストライク)がはっきりしていたし、(4番に)野村もいるので」と、つなぐ意識でボールを見たという。
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↑10回表早稲田実2死三塁、勝ち越しの適時打を放つ野田。手前は明徳義塾先発の北本

延長10回の熱戦で明徳義塾を破った早実・和泉実監督は「先に3点を取られて下級生のバッテリーが少し甲子園に飲まれている感があって落ち着かせよう落ち着かせようと思っていた」と振り返った。2回途中に先発の池田から服部に交代し「服部がゲームを止めてくれた。途中から段々、ウチのペースになってきた」と明かした。
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↑逆転負けに悔しそうな表情で引き揚げる明徳義塾・馬渕監督

4打点を挙げた9番・野田については「もともと勝負強いところがありました。目立たないところでしつこい勝負強いところがあってよかった」と評価。明徳義塾については「スキがない。強くしてくれたチームです。馬淵先生に勝てたことは、尊敬している方なので僕自身も自信になる」と話していた。
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↑92年夏の甲子園2回戦、星稜対明徳義塾 星稜・松井秀喜は5打席目も5回目の敬遠を受ける
明徳義塾は松井秀喜氏に5打席連続敬遠を指示した監督と、怪物スラッガー・清宮の対決。そんな構図から世間の注目を集めた試合。だが結局、敬遠を命じることは一度もなかった。馬淵監督から「アウトローを攻めて打たれたら仕方ない」と送り出されたバッテリーは、清宮を4打数1安打1四球に抑えた。怪物との勝負を振り返った指揮官は「抑えたといっても、あの振りはさすがやね。(第2打席の滞空時間の長い)センターフライなんか、最近見たことないような(打球の)上がり方だった」と脱帽。数々のスラッガーを見てきた名将は素直な言葉で清宮の実力を認めた。「早実には野球の神様がついている。こういうときは、グーッと来ますよ」と早実の進撃も予告した。
<第1試合:東海大福岡(福岡)2×-1神戸国際大附属(兵庫
32年ぶり出場の東海大福岡が九回無安打神戸国際大付の失策でサヨナラ勝ち!
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↑サヨナラ勝ちし、歓喜の東海大福岡の選手たち
32年ぶり出場の東海大福岡(福岡)が相手の失策でラッキーなサヨナラ勝ちを収め、2回戦に進出した。
神戸国際大付(兵庫)は二回、2死二塁で7番・荒木恵亮内野手(3年)が左前適時打を放ち、1点を先制した。しかし東海大福岡は三回、2死一、二塁で3番・北川穂篤捕手(3年)が遊撃への内野安打。二塁走者が生還し同点に追いついた。
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↑力投する東海大福岡先発の安田

九回、東海大福岡は四球と犠打失策で1死一、二塁のチャンスを作り、8番・橋本尚樹内野手(3年)が三遊間へのゴロ。この打球を、併殺を狙った相手二塁手が一塁へ悪送球。二塁走者が生還し、この回ノーヒットでサヨナラ勝ちした。
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↑サヨナラ負けに呆然とする神戸国際大付先発の黒田
痛恨の悪送球となった神戸国際大付・後藤貴大二塁手(3年)は「守備には自信があったんですが。(九回は)投げた瞬間に低いと思った」とうなだれた


<第3試合:静岡(静岡)12-3不来方(岩手

静岡16安打の猛攻で快勝!10人全員出場の不来方・小山監督は「みんなに感謝したい」
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↑初戦で敗退しグラウンドに一礼する不来方選手10人の選手たち
静岡は先制されながらも初回に藤田、稲角の連続二塁打などで5点を奪って逆転。その後も得点を重ね、先発全員安打の16安打の猛攻で12点を挙げた。
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↑1回裏静岡2死二塁、適時打を放つ池谷(左)、投手・小比類巻
「不来方さんは打撃がいいと聞いていたし、特に慌てることなくいけた。積極的に打って出たことでゲームの流れをつくれた。あまり相手を考えず、まずは自分たちのスイングをしようと。甘い球は積極的に打っていく。不来方さんは人数は少ないけど、まとまりがあって元気のあるチーム。でもわれわれにはわれわれのやってきた道がありますから」(栗林監督)
エース左腕の池谷は7回を6安打1失点、9奪三振。打っても3安打の活躍を見せた。「先制されても動じずに投げられた。全体的に7~8割の力で投げられた。3安打はたまたまですよ」と振り返った。
部員10人で戦った不来方(岩手)は静岡(静岡)の前に12―3で散り、21世紀枠の3校がすべて初戦で消えた。エースで4番の主将小比類巻(3年)は甲子園を「特別な場所だった」と振り返り、「また来たいという思いが強くなった」と話した。
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↑8回、菅原はヘルメットをかぶったまま守備に就き苦笑いでベンチへ戻る
紅白戦すらできないチームだったが「少人数でも工夫をこらしてやれることがある」と話す小山監督は「今の現状を考えたら、ベストを尽くした。悔いはない」と健闘した選手を褒めたたえた。
4月には新入生が入ってくるため、10人での活動も終わる。最後の打者となった170センチ、90キロの菅原岳人外野手(3年)は「春の大会は登録20人になりたい」と言う一方で「いっぱい入ってくると(背番号)7はどうなるのかな?」と本音も。「あんまり増えると練習量が減るなあ」と“10人野球”の基本は守るつもりだ。
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↑不来方の背番号「10」斉藤圭汰、万雷の拍手背に代打も中飛に倒れる