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■10月5日(水):決勝戦
・履正社×広島新庄

【岩手国体・決勝戦】
履正社14-6広島新庄(5日:岩手県営球場)
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↑優勝を決め、マウンドでガッツポーズする履正社・寺島
履正社が15安打14得点で最大4点差をひっくり返し、初優勝を果たした。同校が明治神宮大会、春・夏の甲子園など全国大会でタイトルを手にしたのは初。来年のドラフト上位候補に名前が挙がる安田尚憲内野手(2年)が2ランを放つなど、乱打戦を制した。

投げてはドラフト候補の山口裕次郎投手(3年)が同点の三回からリリーフし、5回2失点と粘りの投球。八回からは同1位候補・寺島成輝投手(3年)が登板し、先頭に右中間三塁打を浴びたが、後続をしっかり打ち取ってピンチを脱出。九回も3人で抑え、試合を締めた。
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↑試合後、優勝インタビューを受ける履正社・寺島
広島新庄は初回に4点を先制するも、投手陣が履正社打線を止められなかった。
広島新庄の迫田守昭監督は、登板しなかったエース・堀瑞輝投手の起用法について「日程の関係で(昨日が)ああいう形になってしまった。普通の日程なら(登板も)考えたけど、これからのこともあるし、無茶できない。きょうは休ませようと思ってました」と明かした。
堀は前日の2回戦で東邦打線を相手に毎回の14Kを奪って1失点完投。ダブルヘッダーとなった準決勝では七回1死三塁からリリーフ登板し、2回2/3を4奪三振、無失点と好投していた。疲労度などを考慮し、この日の登板回避を決断。九回2死から代打での起用をつげたが、打席は回らず、ネクストサークルでゲームセットとなった。
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本人は「疲れてはいなかった。最後なので投げたかったですけど」と苦笑い。ただ起床時間になっても起きられず「爆睡してました。朝ご飯を食べれませんでした」と語るほど疲れは残っていた様子だ。「甲子園にも行けたし、最後も国体で決勝まで来れて楽しかったです」と笑った堀。
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↑閉会式後の記念撮影で、一緒に並んだ履正社・寺島と広島新庄・堀
試合後には履正社・寺島と帽子を交換して記念撮影を行った。高校生活で培った自信を胸に、10月20日、運命のドラフト会議を迎える。